速販UXになって、機能が強化された箇所やUXで新たに追加された機能などをご案内します。
製品移行時の参考にして頂ければ幸いです。

1.全プランで利用できる新機能と機能強化

2.通常プランのみで利用できる新機能と機能強化(特別移行プランでは利用できません)

1ー1.ステータスが見やすくなりました

注文のステータスを正確に管理するためには、細やかなステータス管理が必要となります。
ただ、ステータスが増えると、

「この注文はどのステータスにあるのか」

「探しているステータスはどの辺りにあるのか」

など、探している情報を見つけづらくなってきてしまいます。今までも、多くのユーザー様からいろいろなご意見を頂きました。

これを解消するため、速販UXでは、

「重要なステータスを赤色で表示する」など、色分けして表示したり、

「ここからここまでは配送関連のステータス」といった具合に、利用シーンが近いステータスごとにテキスト(セパレーター)を挟んだりすることが可能になりました。

1ー2.設定画面の構成が変わりました

「速販C2」の設定画面は、ローカル設定とサーバー設定の2画面で構成されており、それぞれに同じ値を入力しなければならない項目がありましたが、設定画面の構成は1画面になり、項目も統一されました。

設定の項目には、サーバーで情報が保管される共有設定と、端末ごとに設定が保管される個別設定があります。サーバーで保管される共有設定には、[共有マーク]が付与され、すべての端末で同じ情報が共有されます。

例えば、ECサイトのAPIライセンスキーなどの共有設定は、情報を変更し、「適用」ボタンをクリックすると、サーバーのデータが更新され、他端末の設定内容も更新されます。

適用ボタンをクリックしないとサーバーには情報更新されませんのでご注意ください。

1ー3.設定のバックアップがサーバーに保管できるようになりました

設定情報のバックアップデータをサーバーにアップロードし、他の端末でダウンロードすることにより、個別設定の情報を複数端末に反映することができるようになりました。今までは、作成したバックアップデータを、反映したい端末で復元する必要がありましたが、その作業が設定画面だけで操作が可能になります。また、アカウント別の設定情報をサーバーにバックアップ作成することも可能になり、複数世代で保管することもできるようになりました。

1ー4.問い合わせ管理ツールへのメッセージ投稿(Yahoo!ショッピング)

Yahoo!ショッピングの注文に対して、速販UXから、ストアクリエイターProの問い合わせ管理にメッセージ投稿を行うことができます。

1ー5.セキュリティ強化 ー IPアドレスによる起動制限

IPアドレスを指定して特定の端末のみ起動できるようになりました。
指定のIPアドレスをご連絡いただき、弊社で設定させて頂きます。(複数指定可)

1ー6.amazon ー 出荷予定日、お届け予定日の取得

amazonの受注取込時に、セラーセントラル上に表示される「出荷予定日」「お届け予定日」が取得できるようになりました。
セラーセントラルで自動で設定される項目のため、今まで取得できませんでしたが、取得できるようになったことで出荷がスムーズになります。

■対象機能
自動受注取込
受注取込(手動)
CSV取込

1ー7.クリックポスト ー 出荷情報(送り状番号)の取込

クリックポスト(日本郵便)の出荷情報が速販に取込めるようになりました。
出荷情報の連携は、GoogleChromeに拡張機能を追加して利用します。
連携するには、速販の設定変更も必要なため、マニュアルをご確認の上、ご利用ください。

2ー1.検索機能が強化されました  [検索可能条件追加]

メモの検索機能強化、新たに金額情報の検索もできるようになりました。

簡易検索

簡易検索では、新たに検索対象項目を指定して検索が可能になりました。

従来の簡易検索

従来の簡易検索は検索対象の期間のみ指定が可能でした。

詳細検索

メモ

新たに「メモ」専用の検索タブが用意され、より細かく検索ができるようになりました。

金額

新たに金額項目を検索対象に設定できるようになりました。

2ー2.一覧形式CSV 機能強化  [CSV出力時のヘッダー項目を自由に設定]

一覧形式CSVの出力時のヘッダー項目を自由に設定できるようになりました。

一覧形式CSVの形式パターン保存に「項目名変更」機能ができました。CSVファイル出力時のヘッダー項目名を自由に変更することができます。
自社システムへのデータ登録や、外部システムへのデータ登録時にCSV項目名が決まっている場合は、項目名を合わせて作成することで連携が可能になります。

2-3.ツールバーの表示 機能強化 [サイト固有の機能ボタンを追加]

各サイト固有の機能をツールバーに追加して、ワンクリックで実行できるようになりました。

例えば、楽天市場の審査結果確認や、発送完了報告、Yahoo!ショッピングやau PAYマーケットの注文データ更新など、各ECサイト毎の仕様に基づき、機能が異なるものについては、メニューバーの「連携サービス」>「モール・カート・その他」>「各ECサイト名」の中から選んで処理を実行して頂く必要がありました。しかしながら、よく利用する機能については、毎回メニューバーから選択することが大変という意見が多く寄せられており、速販UXでは機能を改善いたしました。

2-4.ヤマトフルフィルメントサービスとのAPI連携 [単一契約、マルチチャネル契約ともに対応]

ヤマト運輸が提供するフルフィルメントサービスとのAPI連携に対応しました。
※ヤマトフルフィルメントサービスは、ヤマト運輸の物流拠点に商品を入庫後、出荷までの一連の作業を代行する在庫型物流サービスです。
Yahoo!ショッピング、PayPay モールに出店している店舗様向けに出荷を自動で行う「単一契約」と、その他の EC サイト(楽天市場、Amazon 等)で販売が成立した商品の出荷指示を受け付ける「マルチチャネル契約」があります。

速販との連携

■単一契約の場合

■マルチチャネル契約の場合

2-5.自動処理の機能強化[条件に指定できる項目を追加]

自動処理の注文の条件に下記2項目が追加されました。

  • 明細数
  • 数量の合計

例えば、10点以上購入の方に特典を付けたい場合など、特定のステータスに移動したり、メモ欄に注意書きを入力したりといった処理ができるようになります。
また、複数個口配送の注文を確認したいというご要望を多数いただいたため、機能強化を行わせて頂きました。

※この機能は、速販C2の特別移行プランの方もご利用頂けます。

2-6.同梱候補検索機能を追加

受注データの中から同梱候補を検索することができるようになりました。同梱候補検索機能では、「注文者が同じ」注文で「送付先が同じ(類似)」している注文を検出します。

目視チェックの負担を軽減し、同梱ミスを事前に防ぐことができます。是非ご利用ください!

2-7. 受注一覧の任意マーク(M列)機能強化[3種類のマークを付与可]

受注一覧に自由に付けられるマーク(M列)が最大3つまで設定できるようになりました。速販C2までは、1つの注文データに対して、自由に付けられるマークは1種類のみでしたが、速販UXからは、最大3種類までつけることができます。
また、今までは90種類以上のマークの中から選んで付与してもらっていましたが、列ごとに付けられるマークを限定する機能(お気に入り機能)が追加され、よりわかりやすくなりました。

2-8. MakeShop 出荷情報をサイトに更新できるようになりました

MakeShopに「出荷情報更新」機能が追加されました。

注文データの「配送会社」と「伝票番号(送り状番号)」をMakeShop管理画面の注文データに速販から更新できます。
出荷処理がよりスムーズに行えるようになります。
もちろん、個別に更新することもできますが、ステータス変更時に自動で更新することも可能です。

2-9. 独自形式CSV取込時に注意マークが付与されるようになりました

速販の注意マークは、受注取込、CSV取込時に付与条件を満たしている注文に対して付与されますが、速販C2までは独自形式CSV(標準形式CSV、速販形式CSVなど)は非対応でした。
速販UXからは、独自形式CSVの取込時においても注意マークが付与されるようになりました。

■注意マーク付与対象のCSV形式
・標準形式CSV(V1~V3)
・速販形式CSV
・汎用サイト
・aishipR(簡易版)
※上書き取込は非対応です。

2-10. 受注詳細が一目で確認しやすくなりました

受注詳細画面に新しく「カスタム注文情報」画面が追加されました。「注文情報」タブには、注文データの情報が全て表示されますが、必要な情報のみ確認しやすくしてほしいと多くのご要望を頂いたため、新しく「カスタム注文情報」タブを追加しました。
カスタム注文情報に表示する項目のテンプレートは3種類からお好みのものを選択して設定できます。是非ご利用ください。

2-11. Shopifyの受注連携に対応

連携サービスに、新しく「Shopify」を追加。
Shopifyとの受注連携が可能になりました。

主な機能


受注取込、ステータス変更、出荷情報登録、受注CSV取込

2-12. 送り状ソフト連携  [品名、記事の出力内容をカスタマイズ]

送り状ソフトとの連携時に、予め設定をしておくことにより、品名、記事に標準とは異なる内容を出力することができるようになりました。
例えば、ヤマトB2クラウドの場合、今までの仕様では「記事」には固定した文字列を出力することしかできませんでしたが、タグを利用することにより、注文情報のメモ欄などを出力することができます(右画像参照)

■対象連携サービス

  • ヤマトB2クラウド
  • 佐川急便 e飛伝Ⅲ
  • ゆうパックプリントR

この設定の場合、注文情報のメモに上のように入力されていた場合、記事には、下記のように連携されます。

2-13. メルカリShops [API連携に対応]

メルカリShopsは、CSVのみでの連携でしたが、APIでの連携に対応しました。APIに対応したことにより、ボタンをクリックするだけで、受注取込、ステータス変更などの機能が利用できるようになります。2023年3月末まで連携記念キャンペーンを実施中。

主な機能


受注取込、ステータス変更、出荷情報登録、受注CSV取込